改めて震災を考える
大阪北部を震源とする地震により被災された方々にお見舞い申し上げます。
今月になり千葉や群馬で地震が続いていたので危機感はありましたが、
「まさか大阪で…」というのが正直なところです。
そして、いつどこで起きてもおかしくない、
改めて、震災は他人事ではないのだと感じました。
大阪府北部地震が発生した日、
偶然ですが、私は岩手県陸前高田市にいました。
震災遺構として残された奇跡の一本松。
同日、同じ岩手県でも、
旧役場庁舎の解体工事始まる 岩手 大槌町 #nhk_news https://t.co/n0sU3dOlOo
— NHKニュース (@nhk_news) 2018年6月18日
大槌町旧庁舎の解体工事が着手されたというニュースを見ました。
「震災を忘れないために」という意見もわかりますし、
「庁舎を見たくない」という遺族の気持ちも推察できます。
平野公三町長とお話しさせていただいたこともありますが、
苦渋の決断だったのではないでしょうか。
人は毎日、大なり小なり選択を迫られます。
私は、そうして日常を過ごしているうちに、
自分のことで精いっぱいになっていたりします。
ホストライダーを務めている
「ツール・ド・三陸」は、そんな自分をリセットしてくれる大会です。
今年は9月30日に開催できることになったので、
その準備のために陸前高田を訪れました。
8か月ぶりに訪れた陸前高田は
新たな道が作られ、
ショッピングモールも店舗が増え、
震災後に訪れた時とは随分と様子が違いました。
新しい住宅もいくつか建ち、仮設住宅の数も減っていました。
反面、まだ洗濯物が干され生活を感じさせる仮設住宅もあります。
土砂を満載したダンプカーが砂煙を上げながら行き交う様子に、
「まだまだ工事は終わらないのだろうな」と思わせられます。
でも、その進み続ける姿に強さも感じるのです。
訪れるたび考えさせられ、そして勇気づけられます。
「今年もがんばろう」
そう決意して、家路につきました。
現在、ツール・ド・三陸はエントリー受付中!
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