2023-02-22

和歌山×サイクルトレイン(2日目・熊野三山ライド)

初日は雨のため特急くろしおサイクルを往復しただけになってしまいましたが、
その分、2日目はしっかり走ります!

和歌山×サイクルトレイン(1日目・ヒルクライム)

1日目は特急列車を使いましたが、
この日走れなかったこともあり2日目のコースを変更。

早めにホテルを出ていっぱい走ることにしました。

テーマは熊野三山ライド

熊野那智大社・熊野速玉大社・熊野本宮大社を自転車で走ります。

まずは始発に乗って、きのくに線で那智駅へ🚃🚲

特急よりもゆっくりだけど、
各駅停車きのくに線サイクルトレインのいいところは、

なんといってもカバー不要なところ。

特急列車の座席を汚してはいけないという理由でカバーが必要なのはわかるけど、
やっぱりサイクルトレインといったらこのスタイルですよね。
行先表示器に自転車のマーク🚲


車内にはサイクルトレインですよのポスターと使い方や注意事項が貼られています。

サイクルトレインを利用する際には
自転車が動かないようにゴムやヒモを持参するのですが、
「固定具がない場合には駅員や乗務員にお声がけください」とあります。

こちらは私が100均で買ってきたヒモ


始発だからか、貸し切り状態です。


朝日を浴びながら走るのもいいけど、
あたたかい車内で景色を眺めながら移動するのもいいですね。

海風強いし…😅

那智駅に到着すると、ホームにカンヒザクラ(寒緋桜)が咲いていました。
カンヒザクラは沖縄で見かける桜で、早咲きの桜です。

たまたまカンヒザクラの撮影にきていたABCテレビから取材を受けたのですが、
ウィンドブレーカーの下に着ていたダウンを脱ぎわすれてて
マッチョなサイクリスト女性みたいな感じになってしまいました…まあいいか。。

ABCテレビのカメラマンから聞いたところによると、
国鉄時代の駅長さんが、
「和歌山の南国のような気候を皆さんに体感して欲しい」と植えたそうです。

素敵なお話が聞けました。

那智駅を出て、山へ向かいます。

和歌山は海から山が近い!

あっという間に見渡す限り山だらけ。

それも和歌山ライドの魅力のひとつだと思っています。


ヒルクライムに慣れている人であれば、割とすぐ近くに感じる那智の滝

苦手でも頑張れないことはない距離です。


那智の滝がよく見える駐車場(熊野那智大社の別宮である飛瀧神社手前)にはサイクルラックがありますよ。

形がカッコいい!

ここから歩いて、熊野那智大社青岸渡寺に向かいます。
神社と寺院が隣接してるって面白くありませんか?

「神仏習合」こそが熊野信仰の特徴で、
神は目に見えない存在だけど仏の姿となって現れて衆生を救うという信仰で、
権現はその仮の姿で現れることを言うそうです。

次は熊野速玉大社へ。

まずは海に出て……って、向かい風も横風もきっつ!!!

景色はいいけど、風が強い日の海沿いライドはなかなか体力を消耗します。

白浜から自走だったら、那智の滝ヒルクライムで足が終わっていたかもしれません。

体力温存して目的地のみを楽しめるという点で、
サイクリストはもちろん、
レンタサイクルで訪れる一般観光客にもサイクルトレインは有効活用できるのではないでしょうか。

1日目が走れていたらこのあたりからスタートのはずでした。
新宮駅周辺。


久しぶりに行きたかった香梅堂さん


鈴焼が人気です。

こちらのHPをみると、
「類似品にご注意ください」とあるけど、
露店にある鈴カステラもここからヒントを得たのかなあ?

海で体力を消耗したのと、
山に入ると補給ポイントも少なくなるので2袋購入。

1袋目はあっという間に食べきり、もう一袋は背中のポケットへ。


香梅堂から熊野速玉大社はすぐ近く。

ここまで来たら立ち寄りたいのが川原家横丁

江戸時代から昭和にかけて熊野川河川敷に並んでいた
「川原家」という簡易商店をイメージしたスポット

川が増水すると家をたたんで、
水が引くと再び組み立てられるそうです。

川原家横丁はイメージしたものですが、
熊野速玉大社のナギ近くにある商店は本物の簡易商店だそうです。

お店の方が教えてくださいました☺

熊野速玉大社のナギ(梛)は国の天然記念物に指定されており、推定樹齢1000年だとか。
平安末期に熊野三山造営奉行を務めた平重盛の手植えと伝えられています。


サイクルラックはナギの近くにありますよ。

ここからは山へ入ります。

この日は本当に風が強くて、
「山の中に入れば風も弱まるだろう」と思っていました。


……が、熊野川沿いも風が強かった!笑

でも、熊野川の色っていいよね。

青というか、エメラルドグリーンというか。

一度、大雨の時に取材でいったら茶色く濁っていて、
地元の人が、「これが熊野川と思わないでください!」と必死に訴えていたなあ。

和歌山の誇りのひとつなんだろうなと思える熊野川。

海・山・川が近く、景色の移り変わりが最高。


熊野三山もだけど、熊野古道もあって世界遺産の看板があちこちにあって。
(今回のエリア外ですが高野山も世界遺産ですよね)

そこかしこに特徴的なジオサイトがある。

時間があれば、長期滞在して訪れたい地域のひとつです。

そんなことを思いながら走っていると、
木が増え、
風も弱まり、

熊野本宮大社に到着


大斎原(おおゆのはら)の大鳥居へ向かいます。

本来であれば、
熊野本宮大社→産田社(うぶたしゃ)→大斎原が正しい参拝の順序ですが、
ちょっと時間がなさそうなので産田社はパスしました。

ごめんなさい!

その後はひたすら内陸を走るのですが、
信号がなくて、
交通量も少なくて、
とにかく走りやすい!

けど、何もなさすぎて(トレーニングには最高です)
「この道でいいのか?」と不安になりそうですが、

WAKAYAMA800ブルーラインが道を示してくれるので安心です。

後半は持病の腰痛(育児によるもの)が悪化して泣きそうだったけど、

(そのほかにもいろいろあった!笑)無事にライド終了。

道中ずっと看板を見かけた「とれとれ市場」がサブリミナル効果となり、

晩御飯はとれとれ市場のお寿司さんに入って、いーっぱい食べました🍣

おつかれさま!

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