【旅の提案】トレイン&レンタサイクル(群馬県・上毛電気鉄道編)
昔、「トレイン&レンタカー🎵」ってCMがありましたね。
トレン太くんだっけ?
今回のタイトルはそこからヒントをいただきました。
さて、先日はサイクリングのモニターツアーで群馬県へ。
電車&自転車のツアー視察で群馬県へ。
今回はインバウンドと一般観光客向けに設定されているものなので、これまでの経験を活かしつつも、“サイクリストにとっての当たり前”が邪魔にならないように気をつけて調査報告しないとね。
ヒートテックとホッカイロで防寒対策♨️ pic.twitter.com/VsRj2Jo2YA— 日向涼子 Ryoko Hinata (@ohinachama) January 15, 2022
サイクリスト対象のツアーではないので、この日は愛車は自宅でお留守番。
参加者は旅行ジャーナリストやインバウンドイベントを企画運営されている方々。
中にはスポーツバイクを持っておられる方もいましたが、
基本的には「自転車はスーパー行くときにちょっと」くらいの皆さんです。
群馬県の赤城山の麓を東西に結ぶ「上電」こと上毛電気鉄道と、
地元のシェアサイクル「cogbe」を活用して周辺地域を知ってもらいたい!
そして、旅を楽しんでもらうにはどうしたらいいのだろう?ということを含め、
各業界の専門家に意見を聞く、というものです。
というわけで、自転車業界から(?)は夫ハシケンと私が参加しました。
サイクリストにとって上電といえば、
自転車をそのまま電車にのせることができる「サイクルトレイン」が知られていますが、
乗り込んだら干支にちなんだ「トラ列車」(ノーマル列車もあるのでこれはアタリ!)でした。
ツアーのための特別列車ではなく、
時刻表に載っている普通車両というのですから……笑
ほかにも、
日本最古級(1928年導入)の車両「デハ101」の貸切運行
運転士や車掌体験(実際にレールの上を走らせます!)も体験しました。
これって、電車好きでなくても楽しい!
電車好きな息子がもう少し大きくなったらやらせてあげたい!(今は力まかせに暴走させそうで怖いww)
そんな楽しい上電体験と、
沿線地域の観光、移動には地元のシェアサイクル「cogbe」を活用。
自転車を電車にのせてね。
よく言っているけれど、
自転車のスピードだとクルマとは違った風景が見えるし、新しい発見もある。
また、ランほど疲労を感じずに遠くまで行けるというメリットが自転車にはあります。
このあとは、cogbeで訪れた上電沿線地域の観光スポットをざっと紹介しますね。
中央前橋駅ではママチャリタイプの電動アシスト自転車のほか、
長距離移動が可能なE-Bikeの「あかぎcogbe」を借りることが可能。
赤城山一周もできるブリヂストン製の「あかぎcogbe」
岡本太郎氏の作品「太陽の鐘」
国指定の重要文化財「臨江閣」
自転車の安全祈願もできる「前橋東照宮」
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県庁舎としては高さ日本一の「群馬県庁」
展望デッキでは美味しいコーヒーがいただけます。
宿泊は今注目の「白井屋ホテル」
JINS代表の田中仁さんが創業300年の旅館を買い取り、建築家の藤本壮介さんがデザイン監修をしたホテルです。
各室内は世界有数のクリエイターたちがそれぞれテーマをもってデザイン。
すべての部屋が異なる内装となっています。
ダイニングは劇場型。
「フロリレージュ」オーナーシェフの川手寛康さんが監修しているそうです。
群馬出身のシェフが地元食材を使う上州キュイジーヌと、それに合うドリンク。
アルコールはもちろん、
ノンアルコールは工夫と発見、目から鱗の面白いマリアージュが楽しめます。
私はアルコールだけどね(笑)
残念ながら「じてんしゃと泊まる宿」ではないけれど、今回は一般観光客をターゲットとした視察。
これでいいのだと思います。
翌日は前橋から桐生方面へ。
赤城駅で下車をして「はねたき橋」で記念撮影。
近くには「関東の耶馬渓」とも呼ばれる高津戸峡があり、
夏場はそこでゆったりと過ごす人もいるそうです。
私たちはこのあとのスケジュールが詰まっているので通過だけ。
周辺をサイクリングして、
続いては「岡直三郎商店」へ。
1787年(天明7年)から変わらぬ製法で醤油を作り続けており、「日本一しょうゆ」の名前で有名です。
醤油ソフトをいただき、自宅へのお土産にもいっぱい買っちゃいました。
お土産は調味料を買うタイプです。
使い切るのが大変だけど(笑)
再び自転車で移動をして、「久路保山荘 葛葉茶寮」で早めのランチ。
郷土料理のひもかわうどんをいただきます、って食べすぎ!
……といいつつ、デザートのみつ豆までいただきました。
こうした立ち寄りをしている間、自転車はアプリで施錠・開錠をします。
近隣のポートにシェアサイクルがどれだけあるかもアプリから確認ができますよ。
次は西桐生駅まで移動。
もちろん、サイクルトレインでね。
西桐生駅の周辺は歴史的建造物が多く、
ギザギザの三角屋根が特徴の「ノコギリ屋根」の建物もそのひとつ。
このあたりは絹織物の町として栄えたのですが、
ノコギリ屋根が多く現存しているのは桐生くらいだそうです。
以前もイベントで赤城山のふもとを走ったけど、こういう街並みを楽しむのもいいですね。
しっかり走るサイクリングの日と、
こうしたゆるポタの日を作って、周辺地域を連泊するのもアリだなー。
ベーカリーカフェ「レンガ」ではノコギリ屋根を内部から見ることができます。
一番人気は「のこぎり屋根のフレンチトースト」です。
って、観光でここ来たらとりあえず買っちゃうよね~。
桐生領総鎮守「桐生天満宮」を訪れたり、
情緒あふれる街並みを走ったり、
「桐生織物記念館」で桐生織物の歴史を学んだり(内部撮影不可)、
走行距離は大したことないのに濃密な時間を過ごしましたよ。
そして帰りはトラ列車(笑)
狙っていたわけではなく、たまたまアタリだったのがイイ!
地元と思われる親子も撮影していましたよ。
すっかり上電ファン💕
こんな突き抜けた電車が近所にあったらいいなあ~。
上電社員の皆さんが、上電とお客様を愛しているってことがわかった2日間。
自転車を活用したサイクルツーリズムに公共交通機関を加えると、
2倍も3倍も旅を楽しめる!ということを教えてくれました。
インスピレーションが刺激されて、楽しいこと思いつきそう!
2024年6月6日更新