富士ヒル選抜クラスの洗礼 | 気軽なサイクリングから本格的なレースまでスポーツバイクを楽しむためのメディア|サイクルコンシェルジュ
2018-06-11

富士ヒル選抜クラスの洗礼

Mt.富士ヒルクライムに出場するようになって、今年で7年目。

「富士ヒル7年連続自己ベスト更新」を目指していましたが、

結果は昨年から3分半ほど遅い「1:25:55」でした。

3週間前のレースでも自己ベストを更新しており、

決して、無謀な目標ではなかったつもりです。

ハルヒルのタイムから、
「これから練習を積めば、1時間20分切りも夢じゃない」と感じました。

その目標が危ういと感じたのは、
今年から出来た選抜女子で出てくださいという連絡をいただいた時。

過去のタイムを算出すると選抜決定とのことで…(;´Д`)

目標達成はおろか、
大幅にタイムが落ちることが予想され、
案の定、予想通りの結果となってしまいました。

「選抜というだけで?」と思われるかもしれませんが、

昨年から主催者選抜男子で出ているハシケンさんから、その難しさは聞いていました。

その難しさ…
圧倒的な力の持ち主にはあまり関係ありませんが、
私のように「選抜の中では真ん中より下かな?」みたいな人は思いっきり該当します。

「やばい!」と思った時に割り切るか、
「なんとかついていきたい!」と思って我慢するか。

この判断が、
火事場の馬鹿力と作用するか、やった途端に厳しいものになるか。

後者は何度も経験していますし、
「レースではやっちゃいけないこと」として何度も書いてきたことでもあります。

それなのに、私はやってしまったのです。

計測マットを踏んだところから、先頭が一気に上げていきました。

「うわ、きた!」

FTP値150%くらいではなかったでしょうか。

「みんな、パワーメーターついてないの!?」と思いました。

「セオリー通り走らないと、あとがキツイよ?」

ただでさえ人数が少なく実力差のある女子は集団が作りにくいのに、
ここで一人になってしまうと、ゴールまで一人旅になっちゃう。

もちろん、中にはマイペースを守り冷静な判断をした人もいました。

でも、私は最後尾でいいからくっついていきたかった。

なぜなら、
今年のハルヒルで自己ベストを更新できたのは集団で走れたからと実感しているから。

ヒルクライムを始めてしばらくは、
「ヒルクライムはスピード遅いし集団で走っても走らなくても関係ない」と思っていましたが、
それは違うと、今なら分かります。

特に勾配がゆるい、
例えば富士ヒルのように5%程度のヒルクライムでは集団で走るメリットは大きいです。

よく、「富士ヒルは最後の平坦を集団でまわす」と言いますが、
それ以外も集団で走った方が圧倒的にラクだし、
そもそも、一人よりも誰かと走る方がメンタル的にも頑張れます。

それなのに…

私は最初で頑張りすぎて、オールアウト。

やっと後ろから人が来たと思っても、
それはゴールドやシルバーの前半を狙う人たち。

それでも、
昨年はそこの最後にくっつかせてもらって自己ベストを更新できましたが、
今年はその集団に入る気力さえありませんでした。

自分のすぐ横ではレースをやっているけれど、
私は同じコース内をひとりぼっちでサイクリングしているような展開。

「これは長い旅になるぞ…」

調子が悪いのか、心が折れたのか、試走で踏めていたパワーが出ません。

ファンライドの記事にあった、

高地における修正FTPを鑑みても、低すぎるパワーです。

ブロンズすら獲れなかったらどうしよう…。

以前のブログで、

「選抜女子で出る人は単独走で目標タイムを出す覚悟で挑んでください」と書いたけれど、
単独でもブロンズは獲りたい…。

でも、ブロンズが危うく感じるほど足がパンパンで、
一合目のあたりからダンシングを乱発。

自分の体重を生かして走るしかできないくらいの状態だったのです。
(私の場合、調子がいいレースはシッティングが9割以上を占めます)

追い抜くことは一度もなく、ひたすら追い抜かれるだけ。

「ああ、こんなに長く感じる富士ヒルは久しぶりだなあ…」

前日のイベントでは、
「自分に負けず頑張りたいです!」と言っていたけれど、
まんまと自分に負けたレースでした。

特定の誰かに勝ちたい!という執着心が持てないのは性格的な問題で
今さらどうにかしたいとは思いませんが、
自分に負けたのは、ちょっぴり自己嫌悪です。


↑ゴール直後にインタビューを受け反省の弁を述べる私

でも、例年ならウジウジ後悔していたと思うのですが、

ゴールで待っていてくれたハシケンさんのおかげで、
「よし、来年は悔いのない走りをするぞ!」と切り替えることができました。

そして、
選抜は努力をしてきた者が報われるね!」と言うのがふたりの感想。

選抜女子で走り、序盤でついていけた人たちは、
しっかりと走り込み、高強度練も重ねてきた人たちでしょう。


私たち夫婦は甘かったと思います。

選抜で出ても、


序盤で「このペースは厳しい」と感じたら無理についていかず、
セオリー通りに走れば、昨年と同等くらいの走りは出来たと思うのです。

でも、選抜はその判断をしていいのか悩ませます。

そもそも、努力を重ねてきた人たちは私のような判断は必要がありません。

それが選抜なんだなあ~…と。

ついていけた人たちも、
冷静な判断をした人たちも、どちらも私には尊敬の対象です。

自分のふがいなさに悔しさは残るけれど、終わったことは仕方がない!

選抜クラスという素晴らしい舞台でレースをさせてくれた主催者と、
ともに走ってくれた選抜女子の皆さん、
応援してくださった皆様に感謝です。

来年はどのクラスで走れるかわからないけれど、
選抜クラスならもっと粘れる走りをしたいし、
一般女子であれば大幅自己ベスト更新を目指せるよう頑張りたいです。

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