2018-06-05

Mt.富士ヒルクライム 男女別の走り方

前回のブログでは、

Mt.富士ヒルクライムのコース紹介を書きました。

今日のブログではもう少し踏み込んで、

計算通りにいかない部分、
男女、クラス別の走り方について書きたいと思います。

レースでは、
「練習では自分より速い人に勝った!」ということもあれば、逆もあります。

メンタルが左右する部分もあるでしょう。

加えて富士山は、距離が長くて酸素が薄い。

普段の練習で標高1000m前後の山を走っていたとしても、
富士ヒルはスタート地点で標高1,035m、ゴールの五合目では標高2,305mあります。

標高1000mくらいのところに住んでいる方ならこれは有利に働きますが、
多くの方がそうではないでしょう。

いつものパワーが出なくなります。

昨年は台湾で標高3000m超のヒルクライムをしましたが、

標高2000mを過ぎたあたりからガクッとパワーが落ち、
最後はFTP値の半分くらいしか出ませんでした。

距離の長さによる疲れも影響したでしょうが、
「酸素が薄いと、こんなにも運動能力が低下するのか!」と身をもって感じたのです。

そこまでではないにしても、富士ヒルでも運動能力の低下を感じます。

ファンライドに詳しく書かれた記事があったので、

高地における修正FTPを知りたい方は是非読んでみてください。

埋め込み記事が読めない場合は→こちら

「いつもの練習では勝っている人に富士ヒルで負けた!」というのは
調子もあるかもしれませんが、それだけではない部分もあるということです。

続いて、男女別富士ヒルの走り方についてです。

「男女で走り方に違いがあるの!?」と思うかもしれませんね。

そう、参加者の多くはあまり影響しません。

一般男子で走る人はこれまで通りの走り方で大丈夫です。

唯一、今年から異なるのは、
「一般女子が一般男子と同じグループでスタートする」ということ。

これまで富士ヒルは実力に関係なく、
女性は「女子」というカテゴリで選抜(男子)のあとに走っていましたが、
今年からは申告タイム順にスタートします。

これは自分に近い人と集団で走れることから、
一般女子にとっては例年より良い結果が出る可能性が高いということ。

男性は女性の前を引いてカッコイイ姿を見せるチャンスです。

どしどし前を引いてあげましょう!

続いて、選抜クラス。

選抜男子に関しては私が言うところではないです…。

集団で回しながら温存し、誰が仕掛けるか、その仕掛けに乗れるか?というところでしょうか。

レース後、強豪たちのブログが楽しみです。

最後に、選抜女子。

今年から「選抜女子」というクラスが出来ました。

過去の富士ヒルのタイムから選ばれた女性たちですが、
ここのクラスの方々は、単独走で目標タイムを出す覚悟で挑んでください。

選抜男子は自分と近いタイムの人が何人もいるので、
近い実力の人たちと走ることで試走よりも良いタイムが出る可能性が高くなります。

それとは異なり、
選抜女子は人数が少ない上に実力差に幅がある(20分近い)ので集団が作りにくいです。

選抜女子のあとからくる男性たちは
ゴールド(1時間5分切り)やシルバー(1時間15分切り)を目指す方々なので、
そこに乗り続けるのは難しいと思われます。

タイムも、トップの人が計測マットを踏んだところからスタートするので、
先頭を見逃さないようにしてください。

自分がマットを踏んだところからの計測ではないです。

例えば、トップが計測マットを20秒前に踏んでいたら、
自分のタイムに+20秒する必要があります。

↑グロスタイムは選抜男子のみとなりました。

且つ、集団でラクをしてタイムを伸ばすということも難しいです。

ここ数年、「女子は集団を作りにくいから男子より不利」と思っていたし、
ブログにも書いてきました。
(これまでの富士ヒルは男女でのタイム比較は参考になりません)

なので、近い実力の人と走れる一般女子はチャンスです!

「昨年よりいいタイムが出せるはず!」と信じて頑張ってください。

選抜女子の方は厳しい条件下ですが、頑張りましょう!

「頑張りましょう!」ということは……そう、私も選ばれてしまったのです~( ノД`)

選抜で出たいかどうかって希望だせるんじゃないの?と思ったけど、
ゲストなのでね…まあ、そういうのはないんだろうなー…と想いは呑み込みました。

フィジカル面でもパワーアップしてるんだけどなあ~


ちょっと、いえ、かなりショックだったりもしますが。

夫婦で選抜クラス出場なので…それって、唯一かな!?

昨日の朝練では、
「きつくなったところで我慢して踏む」力がついたのを実感したので、
それを励みに頑張りたいと思います。

TTのあとに、インターバル8本やらされるとは思ってませんでしたが。

山の中を、断末魔のような声がこだましていたとか、いないとか…。

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